酒場街飲み路地裏探索

街コラム  第5回 世代も文化も混ざり合う街、三軒茶屋
TOP街コラム 第6回 都心だけど庶民の街・神田
“都心だけど庶民の街・神田”
下町・神田
神田駅近辺は江戸時代には町人・職人の街として栄えていました。「鍛冶町」「紺屋町」「塗師町」「蝋燭町」などの町名があったことからもそれが伺えます。東京駅から1駅目でありながら現在でも比較的小さな建物が密集していて、江戸城の城下町であったという意味でも正真正銘の「下町」といえるでしょう。神田地域は明治に入って「神田区」となり、合併で千代田区となった今も町名の多くに「神田」が冠されています。
神田駅のいま
神田というと古書店街を思い浮かべる方もいらっしゃいますが、それは神田神保町で、神田駅とはかなり離れています。現在の神田駅前はオフィスと飲食店が多くを占めている、働く人の街です。サラリーマンの昼食の場、そして仕事のあとの酒場として、特に平日に賑わう街となっています。鉄道のガード下とその周辺に小さなお店がギュッと集まった風景は、神田駅前独特のものです。
“レンガのガードを観察しよう”
神田駅から秋葉原駅(万世橋)にかけての中央線沿いには、表面がレンガ貼りになったアーチ状の高架が続いています。これらは大正時代に造られた古いものです。アーチになった部分だけでなく、橋脚の飾りや鉄骨にも戦前の建築の趣が感じられます。

呑み屋さんの並ぶ山手線の高架と違い、中央線側はお店こそ少ないのですが、それだけにじっくりと古い鉄道ガードを観察できるスポットです。東京では、建て替りやすい一般の建物よりも、こうしたコンクリートや石の建造物のほうが歴史をよく残しています。
古い鉄道ガードを観察できるスポット。
古い鉄道ガードを観察できるスポット。
アーチ状の高架。
アーチ状の高架。
ガード下の店
秘密の空間のような、薄暗いガード下の店舗も神田ならではです。近年は各鉄道で耐震工事や改良工事が進められ、ガード下の店が退去を余儀なくされていますが、神田では今もガード下の店が生き続けています。形式も、高架のアーチにぴったりとはまっているもの、高架下にさらに店舗を建築しているものとさまざまです。特にガード下に低い木造2階建て店舗が並ぶ「今川小路」の雰囲気は昭和そのもの。東京駅寄りの区境の道(竜閑川跡)にありますので、一度は歩いてみるのをオススメします。

小さな店のカウンターで、鉄道の音と揺れを感じながら呑むという体験は、ぜひ今のうちに一度は味わっておきたいものですね。
薄暗いガード下の店舗。
薄暗いガード下の店舗。
“神田の各商店街紹介”
神田駅東口一番街商店会
一番街(ふれあい通り)にある飲食店街です。新幹線のガード下に間口の狭い店がずらりと並ぶ風景が特徴的です。商店会で「神田バル」というイベントも行われています。

交通:JR神田駅 東側すぐ
公式サイト:http://kanda-1ban.com/

神田駅東口一番街商店会
神田駅前商店会
神田駅下の高架沿いと東のオフィス街にお店が広がる、神田の中心繁華街です。数多くの呑み屋さんやレストランがあるのはもちろん、薬局や金融機関もある利便性の高い商店街です。

交通:JR神田駅すぐ