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街コラム  第3回 どこを見ても歴史の宝庫・人形町
TOP街コラム 第3回 どこを見ても歴史の宝庫・人形町
“どこを見ても歴史の宝庫・人形町”
人形町は出世地名!?
江戸時代の初期に干潟が埋め立てられ、人形芝居に携わる人々が住んだのが「人形町」の由来といわれます。以来、芝居と商いの街として、そして江戸末期から昭和にかけては花街としても大いに栄えました。「人形町」は長く通称として親しまれていましたが、意外にも、昭和に入ってから初めて正式な町名となりました。現在では都営地下鉄浅草線・東京メトロ日比谷線の駅名としてもお馴染みとなっていて、東京の中ではどんどん出世した地名のひとつです。
どこを見ても歴史の宝庫・人形町
人形芝居に携わる人々が住んだのが「人形町」の由来
400年の歴史を体感しよう
商業地として400年もの歴史をもつ人形町。このあたりを少し歩くだけでも、2階建ての木造店舗や銅板貼りの商店など、古い建築物をたくさん見ることができます。また現在でも甘酒横丁やその周辺に数多くの小さなお店が軒を連ねています。近くには明治座や水天宮があり、土産物店も充実しているので観光目的でも充分に楽しめる場所です。もちろん、新旧さまざまなお店を味わいに都内から通いつめるお客さんも多いでしょう。
“散策家の視点:街の小さな神社こそ歴史の証”
小さなお社を探せ!
人形町界隈には、いたるところに小さな神社があります。その多くが江戸時代からの歴史を持っていて、当時の切絵図でも確認することができます。ビルや民家のすき間に鎮座し、今も信仰を集めるお社のいくつかをご紹介します。
末廣神社
末廣神社
遊郭街・元吉原がここ人形町あった江戸の頃から信仰されていたといわれています。小じんまりした境内に木々が茂る、ちょっと上品な雰囲気のお社です。
三光稲荷神社
三光稲荷神社
人形町駅の北にあります。「猫を見失った時に参拝するとご利益がある」という少し変わった言い伝えのある、小径の奥にあるかわいらしい神社です。
出世稲荷神社
出世稲荷神社・岩代稲荷神社
堀留公園の東側、「この先に本当に神社があるの?」という通路を抜けた先の、ビルの足元に鎮座するお稲荷さんです。初代市川團十郎が日々参拝していたといわれています。
“人形町の商店街紹介”
人形町商店街協同組合
人形町商店街協同組合
明るく広い歩道のある、人形町通りを中心とした商店街です。「今半」「玉ひで」などたくさんの老舗・名店を抱え、近隣には古い建築物や神社も多く、歴史を体感できる地域となっています。煎餅・和菓子をはじめとした持ち帰り可能な名物も豊富で、飲食はもちろん、観光にも買い物にも利用できるのが良いところです。8月にはせともの市が行われています。
交通:人形町駅すぐ
公式サイト http://www.ningyocho.or.jp/
甘酒横丁商店会
甘酒横丁商店会
甘酒横丁交差点から浜町方面へ向かうトウカエデの並木道にあり、個人商店が充実した通りです。お茶屋さんの良い香りが漂い、ソフトクリームやたい焼きを頬張る人の姿がよく見られます。
商店街の東側で交差する緑道は、浜町川が流れていた跡です。川が埋められた今も「鞍掛橋」「大和橋」などの交差点名がそれぞれの街に受け継がれています。
交通:人形町駅 南側すぐ
公式サイト http://www.ningyocho.or.jp/
参考:中央区商店街連合会・中央区工業団体連合会(http://www.chuo-shokogyo.jp/
表記: 写真&文章:散策家・志歌寿ケイト