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MUSEUM 焼酎(Shochu)編
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“焼酎(Shochu)編”

蒸留酒の一種である。日本国内では酒税法によって種別基準が定められており、連続蒸留焼酎(旧甲類)と単式蒸留焼酎(旧乙類)に分けられている。

■連続式蒸留焼酎(れんぞくしきじょうりゅうしょうちゅう)

一般に糖蜜等を原料とした発酵液をもとに、連続式蒸留器で蒸留して高純度エタノールを生成し、これに加水したものである。
日本の税法上はアルコール度数36%未満。製法上、何度も蒸留を行うため、アルコール純度が高くなり、原料本来の風味が失われるため、味覚の個性は薄い。また、甲類の範囲にてブレンド、熟成、蒸留回数、蒸留機、加水種類、原料等で変化をつけることによって、ある程度の特徴的な風味を持つものも存在する。
低コストでの大量生産に適するため、大手企業によって量産され、それらの販売シェアが高い状況となっている。手を加えて飲まれることもあり、チューハイなどのベースや、リキュールの材料、或いはカクテル作りの際に用いられたり、ジン・ウォッカなどの代用品として使用されることもある。梅酒などの果実酒づくりに用いられる「ホワイトリカー」もこの甲類焼酎である。

■単式蒸留焼酎(たんしきじょうりゅうしょうちゅう)

米、麦などを原料とし、単式蒸留器で蒸留して造る焼酎である。
日本の税法上はアルコール度数45%以下。基本的に1回のみの蒸留のため、原料本来の風味や旨み成分が生きていることが特徴である。南九州地方が特産地として有名。

■焼酎の原材料の特徴

・「甘藷(サツマイモ)」いわゆるイモ焼酎。普通に食用とするものよりでんぷん質の多いサツマイモを蒸して使います。独特の風味が多く残り、やや甘味もあり、お湯割りに最適です。
・「麦」まろやかで甘みがあります。米焼酎に比べると軽い感じがするので、割らずにオンザロックなどで飲まれることが多いようです。
・「米」濃厚でまるみとうまみが特徴。最近の傾向としてライトなものも製造されていますが、本来の米焼酎を愉しむのならストレートかお湯割りが最適。沖縄の泡盛も原料は米です。
・「そば」そば特有の風味を生かし、冷やで飲むのが好まれますが蕎麦屋では蕎麦湯わりでも供されています。
・「黒糖」糖蜜を原料としてつくられます。奄美地方特産。その味わいは「焼酎のラム」。ストレートかロックが最適です。

■乙類焼酎(おつるいしょうちゅう)
乙類焼酎(おつるいしょうちゅう)
旧式焼酎といわれた時期もあり、単式蒸留機で蒸留される伝統的なものです。アルコール度数は45%以下。シンプルな蒸留法の為、アルコール以外の香味成分なども抽出され原料に由来する風味や味わいを生みます。芋や米、麦、さらには粟やそば、黒糖などバラエティに富んだ原料が選ばれ、その風味が愉しまれています。
■甲類焼酎(こうるいしょうちゅう)
甲類焼酎(こうるいしょうちゅう)
ホワイトリカーとも呼ばれ、連続式蒸留機で蒸留を行なうものです。複数の蒸留塔で連続的に行われる蒸留、分縮、還流という作業を通して高純度のアルコールが抽出され、不純物や雑味が取り除かれます。原料に由来する風味などは失われますが、そのかわりピュアでクセのない味わいが生まれます。各種サワーなどのカクテルや、果実酒の原料に最適です。
また糖質、脂質がゼロの低カロリー酒でもあります。
■混和焼酎(こんわしょうちゅう)
混和焼酎(こんわしょうちゅう)
甲類と乙類を混和したものである。甲類と乙類のどちらが多いかで呼び名が異なる。乙類を50%以上95%未満混和したものを「乙甲混和焼酎」、乙類を5%以上50%未満混和したものを「甲乙混和焼酎」と呼ぶ。
■米焼酎 (こめじょうちゅう)
米焼酎 (こめじょうちゅう)
日本酒同様、米を原料とする。味はやや濃厚。
主要生産地は熊本県南部の人吉盆地(人吉・球磨地方)で、28の蔵元がひしめく。香りや味わいは日本酒に近くフルーティで、減圧蒸留の普及もあって初心者にも受け入れやすい焼酎である。
■麦焼酎(むぎじょうちゅう)
麦焼酎(むぎじょうちゅう)
一般に米焼酎より癖が少なく、飲みやすいと言われる。
もともと長崎県壱岐で生産され始めたのが最初である。麦焼酎は1960年代まで焼酎の中ではメジャーな存在ではなかったが、イオン交換濾過法を麦焼酎へ応用する手法が開発され、多くの麦焼酎メーカーがイオン交換濾過法を導入することとなった。現在では大分県も麦焼酎の一大産地となっている。
■芋焼酎 (いもじょうちゅう)
芋焼酎 (いもじょうちゅう)
味はかなり濃厚で、しばしば独特の臭みがあり、江戸時代から南九州で広く栽培されているサツマイモを原料とした焼酎。鹿児島県や宮崎県南部で広く飲まれている。
■黒糖焼酎(こくとうじょうちゅう)
当たりは比較的柔らかく、癖が少ない。原料から想像されるほどに甘味は強くない。
奄美群島では戦後、黒砂糖は日本本土に移出できず余剰だったことから黒糖酒が多く作られるようになった。『奄美黒糖焼酎』は奄美大島でしか製造できない特産品となっている。
■そば焼酎(そば じょうちゅう)
そば焼酎(そば じょうちゅう)
味わいは麦焼酎より更に軽く、癖が少ない。
ソバを主原料とする焼酎。そば屋においてそばをゆでたそば湯で割ったそば焼酎を提供している事例も多く見られる。このそば焼酎に使用されるソバの品種は、主にダッタンソバである。
■泡盛(あわもり)
泡盛(あわもり)
沖縄県特産の蒸留酒である泡盛は米を原料としており、その製法は一般的な焼酎と差異があるものの、税法上は焼酎乙類の範疇に入れられている。
「琉球泡盛」という表示は沖縄県産の物のみに認められている。