酒場街飲み路地裏探索

飲み歩きコラム 第3回
TOP飲み歩きコラム 第3回 MAPW(マスクドアニマルプロレスリング)所属の覆面動物レスラー、パンク・ザ・パンダの居酒屋訪問記「パンダが呑みにやってきた!」
ナイター中継が似合う立ち飲み処、京成立石駅「ひといき」
ごくごく一部の人々から食通・酒通として恐れられているパンク・ザ・パンダが、ふらっと気ままに居酒屋を訪問する企画の第2回は、東東京の酒飲みにとっての聖地である京成立石駅からすぐの場所にオープンした、立ち飲み処の「ひといき」である。

立ち呑み屋の激戦区である立石に、今年の1月にオープンしたこのお店、一体どんな店なのだろうか。
パンク・ザ・パンダ(以下パ):「昨年の立ち飲みの日イベントで来て以来の京成立石なンダよね。そのときはまだオープンしていなかったのが、今回のひといき」
パ:「なるほど、『ちょっとひといきでしょ』か。『いまでしょ』をリスペクトして制作して、ちょっと月日が経ってしまったンダろうかね」
パ:「こんな俺でも、初めて入る立ち呑み屋って、ちょっと緊張しちゃうンダよね。まあその緊張感がプロレスの試合に臨むときのようで好きなんだけどさ。さあ、今日の対戦相手はどんなかなと」

常連客(以下常):「ちょっと通らせてもうよ!」

パ:「おっと、失礼。これまたダンディなおっちゃんだな。このおっちゃんがお客の店なら間違いアルマーニ」
パ:「ごめん…くだ…サイダー。あ、注文はサイダーじゃなくて生ビールね。生でしょ!(予備校の先生風に)」

店員(以下店):「はーい!」

パ:「なるほど、ここはプロ野球を観ながら飲むスポーツバースタイルか。夏はやっぱりナイター中継と生ビールの組み合わせが最高なンダよね」
パ:「レギュラーメニュー以外のおすすめだけでも、さりげなく和洋中と取り揃えていて、ちょっとしたコースができそうなンダな」
パ:「お、立ち呑み屋なのに二階があるのか。ちょっと二階をみせてもらいい?」

店:「はい、どうぞー」
パ:「ほほう、二階は椅子のあるテーブル席なのか。秘密基地っぽくて素敵。数人で飲むには最適な広さなンダけど、今日は一人なのでやっぱり一階かな」

店:「はい、生ビールです!」
パ:「はい、ありがとう。グビグビ、あー、試合を終えてから飲むビールはうまいンダなー。五臓六腑に染み渡るー」
店:「この店は都度払いなので、ここにお金を入れておいてください!」

パ:「なるほど、ここにお金を入れておけば、お店の人が計算して回収してくれるのね。お客とお店の信頼関係によって成り立つ日本が誇るシステム!キャッシュオンデリバリー!お、プロレスの技名に使えそうなンダな。キャッシュオンからのデリバリー!みたいな。これなら財布の中身以上に飲みすぎる心配がないンダな」

店:「つまみはなににしましょうか。今日はカツオがおすすめですよ!」

パ:「今年はカツオが不漁で高いのに、400円とはリーズナブルだね。じゃあそれと、ささみチーズカツにしようかな。パンダだけに笹を食べるンダぜ」
店:「はい、カツオです!」

パ:「お、見るからにうまそう!さっぱりとした初ガツオもいいけれど、これからの脂が乗ったカツオもうまいんだよね。」
パ:「うん、うまパンダ!包丁の切れ味が冴えた刺身なンダな。このあしらえといい、カウンターの奥にいるマスターは只者じゃないと見たね」

常:「な!この店、いいだろー。立石はさ、呑み屋がたくさんあるけれど、ここはいいんだよ。マスター、このにいさんに一杯おごって!」

マスター(以下マ):(ニヤリ)
パ:「え、いいんですか!あっしみたいな男に!」

常:「いいんだよ。気に入ったんだよ。おごらせてくれよ。はい、カンパーイ!」

パ:「カンパーイ!」
パ:「うまいっす!このビール最高っす!よくこの店には来られるんですか?」

常:「この店でな、こうやって酒でも飲みながらナイターみるのがいいんだよ」

パ:「ですよねー。やっぱり巨人ファンですか?」
常:「いやいやいや、俺はほら、プロ野球ファンだから。こういう場所で特定のチームを応援すると、他のファンが気を悪くするかもしれないだろ?」

パ:「さすが先輩!大人!気遣いがさすがなンダな!」

常:「ところでパソコンとか詳しい?家に長嶋の小さな写真があってさ、それを引き延ばして飾りたいんだけど、どうやったらできるかな?」

パ:「根っからの巨人ファンじゃないですか!」

店:「ふふふ。はい、ささみチーズカツです」
パ:「はいきた!やっぱり揚げ物は揚げたてが一番。肉体派プロレスラー御用達のヘルシーなささみを、中からチーズ、外から油で攻めて、マヨネーズをつけて食べるという、ヘルシーなんだかヘビーなんだかわからない料理だけど、これがうまいンダよねー。」

常:「阿部ー!いけー!」

パ:「ちょっとこの辺で、カウンターに並んだ缶詰でも頼んでみようかな。刺身や揚げ物もいいけれど、缶詰をつまみに呑むっていうのも、なかなかいいンダよね」

常:「俺はさ、ドームで野球を見るときは、巨人側のベンチ裏って決めてるの。一番気持ちが入るんだよ。でもやっぱり長嶋が監督の頃がよかったなー」

パ:「ジャイアント馬場って、巨人のピッチャーだったんですよね。俺もパンク・ザ・ジャイアントパンダに改名しようかなー」
店:「はい、イカの缶詰です」

パ:「おお、想定外の盛り付け!」
パ:「立ち呑み屋の缶詰といえば、そのまま出すか、温めるくらいが相場だけれど、これは惚れるね。ここのマスターは、プロレスでいえば、ヘッドロックとドロップキックだけで試合が組み立てられる男。基本ができている。きっとどこかで修行をしてきたンダろうな。チューハイください!」

店:「はい、どうぞ。お好みでこの梅シロップをいれてください」
パ:「おお、下町が誇る大人のシロップ、『天羽の梅』!」

常:「これでな、少しずつ味を変えながら飲むと、飽きなくていいんだよ」
パ:「これはいいですね!いくらでも呑めちゃうンダな」

常:「ただし、入れすぎは野暮だからな!」

パ:「はい!すみませーん!もう一杯!いやー、いい店にいいお客さんだなー!」
パ:「ふう、こうやって外の席で飲むのもまた一興。もうお金が無くなっちゃったから、おとなしく帰りますかね。あるのはこのMAPWドルばかり也……。ふぅ、早くファイトマネーを日本円でもらいたいなー」

電車:「ガタンゴトン……ガタンゴトン……」
パ:「よし、立石にまた来るンダぞー!」

ということで、ちょっとだけ呑みすぎてしまったようですが、美味しい料理と気さくな雰囲気に、大満足のパンク・ザ・パンダなのでした!
エリア:京成立石
店名:ひといき
営業時間:17:00~25:00
定休日:日曜日
住所:東京都葛飾区立石1-22-5
アクセス:京成立石駅から徒歩1分
電話:03-5654-6861