酒場街飲み路地裏探索

HIGHBALL ご当地ハイボール
TOPご当地ハイボール(全国ご当地ハイボール紀行:第1回東京・下町前編)
全国ご当地ハイボールMAP
東京ご当地飲料年表
下町ハイボ-ルとは?
巷では昨今ハイボールが大ブレイク。しかしここで取り上げるのは流行のウィスキーベースでは無く、日本古来の大衆酒である焼酎をベースとした所謂焼酎ハイボールです。酒税法改正により価格的な垣根こそ取り払われましたが、その独特な味わいと心地良い飲み口はまだまだ追従許さず、孤高の世界を築いています。
これが下町ハイボール !
元祖ハイと呼ばれる事も多い。

定 義

甲類焼酎(出来れば25度) + 強炭酸 + 元祖の素をブレンドしたもの
※元祖の素とは天羽の梅を指す。他にも類似メ-カ-が多数存在、それぞれが風味を競い合っている。
※比率にこだわる傾向が見受けられるが、明らかにコマーシャリズムに毒されている。アバウトでよろしい。
※薄まるので基本氷は入れないが、入れて供する店もある。

歴 史

ハイボールといえばウィスキーをベ-スに炭酸を加えるのが正統派。しかし当時の酒税は舶来酒に対して多大な賦課徴収を課しており、ウィスキーハイボールは庶民にとっては高嶺の花、つまり高級品であった。そこでコストの安い国産焼酎を使いいわば「代用品」として考案されたのが「焼酎ハイボール=略して酎ハイ」であった。
炭酸を使った軽快な飲み口と手頃感の相乗効果で、酎ハイは瞬く間に下町を席捲、主役の座を射止めるに至った。やがてその人気に注目した中小飲料メーカーや大手チェーン店の力添いも加わって、全国に普及したと考えられている。

ただウィスキーと違って無味無臭の甲類焼酎を使う為、炭酸だけでは味が単調で飲み飽きるのが欠点。そこで梅シロップを入れる等の様々な工夫が加えられ、その手法のひとつが「元祖の素」なる琥珀色の液体を入れる飲み方であった。それが現在の「下町ハイボ-ルまたは元祖ハイボール」と称される、琥珀色に輝く飲み物の由来である。

発祥時期は昭和23年発売のホッピ-よりは新しいとされ、明確な出現時期の断定は出来ていない。店や地域にも諸説があるが、現在墨田区曳舟の三祐酒場が、もっとも有力な説として定着しつつある。

その下町ハイボールが飲めるのは、やはり東京下町がメイン。都心部ではその存在すら知られていない。当然中部関西などの大都市圏やその他の地域では、先ずお目にかかれない幻のハイボールとして地位を確立している。

ただ近年、多店舗展開する首都圏居酒屋チェーンがこの下町ハイボ-ルに注目し、新たなメニューに加える店が増殖中。普及という観点からも喜ばしく、もし見かけたなら躊躇せずにオーダーし、古に思いを馳せて頂きたい。

焼 酎

甲類焼酎をベースとし無味無臭無色が基本。中でも人気を誇るのが亀甲宮焼酎(キンミヤ)だ。このメーカー三重県で生産しているのだが、地元では「宮の雪」という日本酒メーカーとして認知されており、焼酎メーカーとしての知名度は東京下町の方が強い。

炭 酸

業務用炭酸を使ったり、自家製の場合ありと多種多様。日本の炭酸文化(清涼飲料水)は、元を辿るとウィルキンソン、三ツ矢など関西がル-ツなのだが、このようなリターナブルビンを利用したスタイルは、東京の大衆酒場独自のものとなった。

ただ東京といえど配達や問屋の位置関係もあり、守備範囲は自ずと限られる。よって業務用炭酸メーカー(中小がほとんど)と、それを使う大衆酒場との位置関係は非常に密である。

元祖の素 琥珀色の液体

歴史ある下町酒場で琥珀色の正体を伺うと、ある時は業務用またある時は自家製と称する返事が返ってくる。(業務用に多少手を入れ自家製と呼ぶ場合もある) 自家製の場合、常連にすら「謎のレシピ」を解き明かしてはくれない。(店でレシピを聞くのはマナー違反とされている)琥珀色にこだわる理由は言うまでも無く、ウィスキーに似せた視覚効果を狙ったものとされている。
自宅でも再現出来る ! 製造元とご購入方法
××××
×××ml ×××円
【製造元】
天羽飲料製造有限会社
〒110-0012
東京都台東区竜泉3-37-11
【Web販売先】
楽天市場 丸石酒店
http://www.rakuten.co.jp/maruishi/index.html
元祖の素
1.8l = 649円
梅の香ゴールド
600ml 300円
【元祖の素 1.8l】
「Aハイボ-ル」下町ハイボ-ルの必須品!
【梅の香ゴールド 600ml】
家庭でも使いやすいサイズで、かつ値段も手頃。
オススメ。
【製造元】
美濃屋脇坂商店
〒124-0012
東京都葛飾区立石8-1-14
【Web販売先】
酒の美濃屋
http://homepage3.nifty.com/minoya/
ドリンクニッポン
単品40円
天羽の梅 Aハイボ-ル
600ml 300円
【ドリンクニッポン】
単品40円※ビンを返すと10円バック!
1ケース1,700円30本入り
(ケースとビンのリサイクル代500円負担を含む。)
【天羽の梅 Aハイボ-ル】
下町ハイボールにはこれ!!
【販売先】
石井酒店
〒124-0012
東京都葛飾区堀切3-25-6
新葛飾病院目安
TEL:03-3691-2540
合同酒精 梅の香ゴールド
600ml 300円 1,800ml 650円
京屋産業 白梅 梅割りの素
【合同酒精 梅の香ゴールド】
容量:600ml 300円
容量:1,800ml 650円
【京屋産業 白梅 梅割りの素】
【販売先】
都内のス-パ-、酒屋さんで
入手可です。
次回は、第2回東京・下町後編“焼酎の飲まれ方 戦後史(東京地区限定)”